こんな悩みを抱えていませんか?
この記事では、リハビリ職で培ったスキルが一般企業でどのように活かせるのかを紹介していきます。
活かせるスキルを磨くことで、転職の可能性を広げることができます。
リハビリ職と一般職との違い
リハビリ職が活かせる業種
リハビリ職が持つ3つの強み

リハビリ職として働くためには、どうしても必要なスキルがあります。新人の頃には持っていなくても、日々業務に取り組むことで知らず知らずの内に培われているはずです。
自分でも意外と気づいていない、スキルをご紹介していきます。
コミュニケーション能力
リハビリを行う上で絶対に避けて通れないのが、コミュニケーションです。
共感して、寄り添う
相手が何を求めているのかを考える
自分の意思を相手に伝える
話し方を相手に合わせて変える など
これらのスキルは、リハビリ職として普段から人と接する機会が多い方なら、知らず知らずの内に身につけているスキルです。
「こんなの誰でもできるじゃん」と思った方もいるかもしれませんが、
人の話を聞けずに、自分の言いたいことを一方的に話して満足して終わる人が
社会には意外と多いのです。
特に「話を聞く」「質問の仕方」のスキルを高めると、よりコミュニケーションは上達します。
相手のニーズを引き出すために、しっかりと聞き、良い質問をすることを心がけましょう。
自信がない人でも練習すれば必ず上達します。普段の会話の中で意識してみましょう。
問題解決能力
課題解決能力とは、問題に対する課題を抽出し、その問題に対してどのような対処が必要なのか、自ら答えを出せる能力のことです。
リハビリを実施する上で、思い通りにいかず問題に直面する場面に、何度も遭遇するはずです。その度に、どうやって改善するのか考えているはずです。
問題を解決するためによく用いられるのが「PDCAサイクル」の考え方です。
Plan :計画
Do :実行
Check:評価
Action:改善
リハビリを実施する上で、常にこのサイクルを回し続けることが大切です。
患者さんと目標を立て、問題点を抽出し、問題点に対してどんなアプローチを行い、どんな結果が出たのか、その結果次はどうするのか。
あなたも日々の診療の中でPDCAサイクルを回しているはずです。
この思考方法は、一般企業でも推奨されており、重要な考え方です。目の前の問題を一つずつ改善していくことが大切です。
チームワークと信頼構築力
患者さんにとって最善の医療を提供するためには、他職種と連携をとりながら一つのチームとなって支援を行っていく必要があります。
チームで目標を共有し、それぞれの立場から各自の専門性を発揮し、退院支援や自立支援を進めます。
チームとして成果を出す経験は、一般企業でも評価されます。
部署の垣根を越えてプロジェクトを進めるときや、顧客・外部パートナーと長期的に仕事をする際には、「立場や目的の異なる人と協力して成果を出す力」が求められるからです。
リハビリ職で培った「相手の視点に立って考える姿勢」や「信頼関係を築きながら役割を果たすスキル」は、営業職・事務職・企画職など、あらゆる職種で活かすことができます。
このようなチームワークと信頼構築力は、一朝一夕では身につきません。
日々の現場で積み重ねた経験こそが、あなたの大きな強みになるのです。
転職前に知っておきたい一般企業との違い

評価制度の違い
一般企業では売り上げ目標の達成率や、プロジェクトの完成度、顧客満足度など数値化できる成果が評価の中心となります。
医療現場では「患者さんのために最善を尽くしたか」を評価されますが、一般企業では「どの程度目標を達成できた」という結果が重視されるます。
終業時間内に仕事が終わらないこともある
一般企業では、プロジェクトの締切やクライアントからの急な要望などによって残業が発生することも珍しくはありません。
職種や繁忙期によっては残業が続き、定時で帰れないケースもあります。コア郎も定時直前に仕事を振られて、帰れなくなることが何度もあります。
リハビリ職は比較的残業の少ない職種と言われており、月の平均残業時間は5時間ほどです。
ただし、働き方改革の推進により、一般企業でも残業時間の削減や効率化を図るところが増えてきています。
働き方に柔軟性がある。
リハビリ職では、患者さんと接する必要があるため、基本的には現場での勤務が必須です。
一方、一般企業では(業種にもよりますが)リモートワーク、フレックスタイム制などさまざまな働き方が選択できる会社が増えてきています。
中にはパソコンがあれば自宅でも業務が可能な業種もあり、働く場所を選ばないリモートワークを選択することもできます。
リハビリ職から活かせる業界・職業

医療機器メーカー・卸の営業職
医療現場に勤め、医療機器を取り扱ってきた経験を基に、医療機器を提案・販売する仕事は理学療法士から転職する際に向いている仕事と言えるでしょう。
特に、使用したことのある機器であれば、使用感やどんな時に必要なのかを経験しているはずです。
自分が体験した情報を基に提案を行うので、商品説明に関する信憑性は高く、相手に納得感を与えることができるでしょう。
知らない製品だったとしても、「以前使っていたあの製品に似ているな」「ここの筋肉に対して使用すると効果がありそうだな」と理学療法士として培った知識・経験を応用させることが可能です。
人材紹介・キャリアコンサルタント
人材紹介業は、企業と求職者を仲介する業種です。企業の代わりに人材を審査し、マッチする人材を紹介することで報酬を得ます。
医療業界に特化した人材紹介業であれば、求められる人物像も把握しやすく、募集側と求人側のミスマッチを減らすことができるでしょう。
求められるスキルは以下の通りです。
ヒアリング力:企業の課題や求める人物像などのヒアリングがうまくできないと、応募者とのミスマッチを産んでしまいます。
コミュニケーション能力:話しやすい環境作りをすることで、企業・求職者双方の本音を引き出します。
問題解決能力:企業の課題に対して、最適な人材を見極め、解決に導きます。
一般事務
リハビリ職から一般事務への転職では、医療現場で培ったスキルを多く活かすことができます。
一般事務の主な仕事内容は、データ入力や書類作成、電話・メール対応、請求処理や顧客情報の管理、さらに会議資料や報告書の作成補助などです。
リハビリ職として患者情報の記録やカルテ管理を行ってきた経験は、正確かつ効率的な事務処理能力として大いに役立ちます。
また、医療現場で培ったスケジュール調整や連絡業務の経験は、社内外との調整力として強みになります。
さらに、患者や家族と丁寧に接してきた接遇スキルは、顧客や取引先との対応においても高く評価されます。
まずは転職の準備を始めよう

スキル・経験の棚卸し
これまでにあなたが何を経験し、どんなスキルを磨いてきたのか、振り返って棚卸しをしてみましょう。
成功した経験や失敗した経験、あなたの強みや苦手を書き出してみましょう。
自分自身のことですが、書き出すのに意外と時間がかかります。しっかりと時間をとって、自分自身と向き合いましょう。
あなたの興味のある業界・職種をピックアップ
あなたの理想とする働き方に近づくためには、あなたがどんな業界・どんな職種に興味があるのか明確にしておく必要があります。
興味を持てない業界・職種に就職してしまっては、例え年収が上がったとしても途中で公開する可能性が高くなります。
自分が行きたい方向を、定めてから行動を始めましょう。
転職エージェントを通して市場価値を確認
これまでスキル・経験の棚卸し、興味のある業界・職種を定めることをすすめてきました。
しかし、自分1人で全てやろうとすると、かなり大変です。
転職活動には転職エージェントの活用がおすすめです。
棚卸しや履歴書の準備など転職の準備から、あなたにマッチした求人の紹介、企業との交渉など転職活動を手厚くサポートしてくれます。
今の時代、転職活動にエージェントを活用しないのは、洗濯機を使わずに川で洗濯をするようなものです。
エージェントとのマッチングサービス
あなたにマッチする転職エージェントを紹介してくれるサービスも増えています。
どこの転職エージェントに相談したら良いのか悩んでいる人はおすすめのサービスです。
20代の方限定ですが【キャリコン】をおすすめします。
求職者とエージェントをマッチングしてくれるサイトです。
転職活動には心強いエージェントの存在が欠かせません。
偶然出会ったエージェントではなく、あなたにまっちしたエージェントに出会えるこのサービスはおすすめです。
まとめ
リハビリ職から一般職へキャリアチェンジをする際に活かせるスキルについて解説してきました。
リハビリ職で共通して得られやすいスキルはコミュニケーション能力、問題解決能力、チームワークと信頼構築力です。これらのスキルは一般企業でも必要とされるため、転職活動でアピールしていきたいスキルです。
リハビリ職と一般企業との違いは評価制度の違い、就業時間に関する違い、働き方の柔軟性の違いであり、リハビリ職との違いを知ることは、就職後のギャップをなくす上でも重要です。
スキルが活かせる就職先は医療機器メーカー・卸の営業職、人材紹介・キャリアコンサルタント、一般事務などがあります。
この中に載っていない職業に興味がある人もいるでしょう。自分の興味がある職種にはぜひ積極的に応募してみましょう。
転職の準備を始めるにはまずはスキル・経験の棚卸し、あなたの興味のある業界・職種をピックアップ、転職エージェントを通して市場価値を確認を行ってみましょう。
転職エージェントの登録は、現在の転職活動では必須となります。
あなたにあった転職エージェントを味方につけて、転職活動を施行させましょう。