「リハビリから、一般企業へ転職したいと思っている」
「転職の体験談が知りたい」
このようなお悩みを抱えていませんか?
今回は、私がなぜ転職活動を始めたのか、どうやって一般企業に転職できたのかをご紹介していきます。
これから転職活動に取り組む人や、興味のある人にとって参考になる内容だと思います。
ぜひ最後まで読んでみてください!
PT時代の働き方と不安

当時、私はリハビリを集中的に行う病院へ勤務をしていました。
仕事は忙しいですが、休みはしっかりあって、残業は少なく、給与面以外に大きな不満はありませんでした。
休憩時間にプラットフォームベッドで仮眠をとる時間は幸せでした。
リハビリあるあるですよね?
私の職場はこんな感じでした。
休みは週に2日以上
有給も取りやすい
残業はほとんどなし
職場の雰囲気も良い
給与への不満はあり
当時、32歳で貰っていた私の給与はざっくり以下の通りです。
基本給 | 20万円 |
その他手当 | 9万円 |
総支給 | 29万円 |
引かれ物 | 5万 |
手取り収入 | 24万円 |
理学療法士としての給料としては、特別低いわけではないと思いますが、なかなか収入が伸びないことへの焦りが少しずつ溜まってきていました。
子どもの教育費、住宅ローンの支払い、老後の資金等を考えると、今のままでやりくりしていけるのだろうか?と時々不安に襲われていました。
ある時、お世話になっている5歳年上の先輩と飲みに行く機会がありました。給与の話になったのですが、もらっている金額は自分と大して変わらないことを知りました。
当時、副業にも挑戦しており、わずかですが収入を得ていました。しかし、副業だけでは一時的な収入に留まる上、労力もかかります。
長期的な収入アップには転職が最も効率的だと思い、本格的な転職活動を始めることにしました。
転職活動はノーリスクとよく言われます。
転職市場に自分を出してみて、条件を満たす求人がなければ転職しなければいいからです。
ノーリスクだけではなく、転職市場の情報や自分の市場価値を知ることができることは、今の職場を続けるかどうかの判断にも役立ちます。
まずは転職活動をやってみて、ダメなら違う方法を探すことにしました。
転職活動への不安

私は理学療法士という専門職で長い間働いてきました。
そのため、就職して活かせるスキルがあるのか、畑違いの業界でやっていけるのかという不安が拭えきれず、転職活動を前に進めることができずにいました。
興味のある求人を検索しますが、そこから応募することをためらってしまっていました。
企業とのやりとり、履歴書・職務経歴書の作成、面接などを考えると独力で転職を進めていくことの難しさを痛感し、限界を感じ始めました。
一般的に未経験の職種に挑戦する場合は、半数ほどの人が年収が下がってしまう傾向にあります。
独力で転職するには不利な状況だと感じたため、専門の転職エージェントに助けてもらうことにしました。
転職エージェントの活用
転職エージェントを選ぶ際に、主に以下の2点を重視しました。
エージェントとの話しやすさ
エージェントが1人だけでは、紹介される求人の選択肢が限定されたり、担当者と相性が合わない可能性も考えられます。
そのため、私は転職エージェントは大手の総合型とリハビリ特化型それぞれに依頼をしました。
エージェントと初めてコミュニケーションを取る際は、電話で面談をします。
その時の話し方や返答内容から、その人の大まかな雰囲気を確認します。その後は、やり取りをしていく中で、レスポンスの早さやどれくらい親身になってくれるかという点を見ていました。
転職活動

業界・業種の選定
応募する業界は、「医療業界」に絞っていましたが、そのなかでより年収を上げられる職種を探していました。
病院の中で働くには専門職が多く、資格が必要となる職種も多いため選択肢が少ない状態です。色々と調べているうちに病院へ医療機器を販売する「営業」の仕事を見つけ興味を持ったのです。
求人への応募
医療機器メーカー、製薬会社、医療機器卸に絞って求人を紹介してもらい、応募をしていきました。応募文章は会社ごとに考え、履歴書や職務経歴書は何度も修正をしてもらい納得がいくまで丁寧に仕上げていきました。
書類選考の段階で落とされるところがほとんどでしたが、30社ほど応募した中で面接まで通過した企業は5社ほどでした。エージェントからは通過率は10%ほどと聞いていたため、悪くない数字だと感じました。
内定
エージェントからが履歴書・職務経歴書の添削、求人の紹介、応募企業の採用傾向に関する情報提供、面接練習、企業との交渉まで、多岐にわたるサポートを受けました。
転職活動では理学療法士としての経験から、対人折衝能力、課題解決能力、傾聴力をアピールして、求人に応募をしていきました。
例えば、患者さんからのニーズを引き出す傾聴力は顧客のニーズを深く理解する必要がある営業職に活かせるとアピールしていきました。
その結果、1社から内定を貰うことができました。年収面では現状維持を希望していましたが、結果として当時の年収より30万円UPで内定をいただくことができました。
転職後の変化と今後の展望
現在、転職して10ヶ月ほどが経過しました。
未経験の職種ということもあり、まだまだ勉強しないといけないことはたくさんあります。
以前より残業時間も増え、正直なところ全てが理想通りに進んだ転職とは思っていません。
しかし、良い面もありました。土日休みのため子供と過ごす時間が増えたり、給与が上がり毎月の家計に余裕が生まれたり、新しいことに挑戦する機会が増えました。
営業職ではお客さんと話をしたり、新しい商品を紹介する機会が多々あります。
そのため、理学療法士として培ってきた、コミュニケーション能力や、新しいことを日々学び続ける姿勢が役立っていると感じます。
これからまだまだ挑戦・経験を積み重ねて成長していきたいと思っています。
私の中で今回の転職がゴールだとは思っていません。今の会社で経験を積み、自分の実力を高めて、より自分に合った働き方ができる職場へのステップアップも視野に入れています。
「一つの職場で定年まで働き続ける」というこれまでの常識を捨て去れば、あなたのキャリアの選択肢は格段に広がります。
まとめ
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
私がこの記事を通して伝えたかったことは、「転職は誰にだってできる」ということです。あなた自身がまだ気づいていないだけで、あなたの強みはきっとあります。
まずは情報収集からでも始めてみましょう。様々な情報に触れることで選択肢は広がり、自ら行動することで、今の働く環境をより良いものに変えることが可能です。
転職の具体的な流れは下記の記事にまとめてあります。ぜひ読んでみてください。

この記事が少しでもお役に立てると嬉しいです。